「こどもたちの思いをカタチにするふくし教育」~交流チャレンジ編~
令和6年度福祉教育モデル事業(学校×地域×社協)③
「こどもたちの思いをカタチにするふくし教育」~交流チャレンジ編~
「障がいのある方と交流を考えてみよう」
障がいにもいろいろあるけれど、学校に来てくれた地域の先生が点字や手話を教えてくれたことがきっかけとなり、こどもたちは「聞こえの不自由な地域の方と交流をしてみたい」と思いました。
せっかくなので私たちの学校の素敵なところを紹介して中央小学校のファンになってもらおうということで、こどもたちの学校紹介のためのチャレンジが始まった。
「手話はできないけどどうしたらいいのかな」
「伝える方法は他にもあると思う」
「上手に伝えることよりもコミュニケーションを楽しく」
こどもたちは、「どんなところを紹介しようかな」「どんな方法を使ってお話ししようかな」などグループに分かれて作戦会議!
それぞれ役割も順番も決まった。自己紹介も考えた。
「どんな方が学校に来てくれるのかな」
「いろいろ準備したけど上手く伝えられるかな」
「少し覚えた手話でお話するのが楽しみ」
当日。聴覚に障がいのある皆さんがクラスに入ってきて、それぞれのグループで顔を合わせた。
来てくれた皆さんは笑顔で、今日の日を楽しみにしていてくれたのだと分かった。
少し不安だった気持ちは、すぐにお互い「伝える」「伝わる」ことの楽しみへと変わった!
こどもたちは、
「伝える方法もいろいろあり、難しかったけど工夫して伝わったときは嬉しかった」
「最初は大変かなと思ったけど、すごく楽しかった」
「手話を教えてもらえて楽しかった、またおしゃべりしてみたい」
最初は伝えることに一生懸命だったこどもたちも、顔を合わせお互いの表情を感じ取ることがコミュニケーションにとって大切なんだと感じとることができました。
それは、こどもたちが「ふだんの暮らし」の中で自然に行っていること、つまり「福祉は身近なこと」でもあり、それぞれの人と人との違いはあるけれど、つながることでお互いを良く知ることができる。それは幸せなことだと学ぶことができました。
今回のこどもたちのチャレンジに快くご協力していただきました皆様に感謝いたします。
・鹿沼市聴覚障害者協会の皆さま
・鹿沼地区手話通訳者連絡会の皆さま
この日もまたこどもたちと地域との大切なつながりができました!